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第2回 

あの鉋の5寸発見!買ってみようかな…

【只今、特別販売中!お見逃しなく (2006/10)】

 

今から30年以上前に大人気だった男盛の鉋。

製作者は堤 朋一氏さん。その堤さんも20年以上前に他界されたと聞いています。

数十年経った今も、堤さんが作った『男盛』の鉋を探されている大工さんはおられます。

時々私どもにも『男盛の昔の鉋、ありませんか?』とか

『銘切の男盛を探しています。お持ちでないですか?』

というお問い合わせを頂きます。

しかし返信はいつも

『ごめんなさい…』

としか書けません。

現在も販売されている『男盛』の鉋。

『昔の男盛と今の男盛はどこで見分けるの?』と思うのですが一番わかりやすいのは

男盛という銘が『銘切』か『刻印』かというのが私みたいな勉強中の身でもわかりました。

銘切の男盛 現在の刻印の男盛
銘切の男盛
(クリックすると画像を拡大します)
現在の刻印の男盛

ないとは思いつつ、友人に『男盛の銘切ある???』と相談 したところ

『男盛?寸八やろ?ないわ〜』と彼。

しかしその後、

『男盛の5寸やったらあるけど』と彼。

男盛の鉋 男盛の鉋
男盛の鉋
(クリックすると画像を拡大します)

『何?5寸やったらあるの???それは売りモノ?』と驚き で興奮する私。

『どやろ?社長は売りたくないから100万って言うてたけど 。』とさらっと言う彼。

『えっ!?ひゃ、ひゃ、百万???そんなするの?』とち ょっと怒りで興奮する私。

『うん。100万やて。ようは売りたくないんとちゃう? 』と涼しい顔の彼。

『でも、100万やったら売るの?』と困らしてやろうと思い興奮する私。

『うん。売るんとちゃう?結局、100万出してまでと思 う人は価値のわかる人やし

探してはった人やからそういう人に売りたいんとちゃう? 』と更に涼しい顔の彼。

『なるほど』と少し悔しい思いでいっぱいになった私…。

しかし、心の中では『買い手見つけてギャフンといわしたろか?

それともウチで買ったろか?』と興奮する私。

『で、いくらでウチに分けてくれるの?』と聞いたら

『うん?100万です!』とニッコリした彼…

悔しいぃぃぃぃ〜

男盛の鉋 男盛の鉋
男盛の鉋

男盛の鉋

(クリックすると画像を拡大します)

という訳でその後、彼と引き続きゆっくり話をしていたら

『本気で欲しい方がいたら、社長に相談するわ。値段もち ゃんと考えよう!』と彼。

とは言っても半値になる事はないと思いますが…。


本当は吉友道具本舗として非売品にしたい男盛の5寸鉋。

しかし、本気で欲しい方がいたら相談に乗らせて頂きます 。

(まだ彼のところにあったとして…)

今回の“吉田友一のちょっとええ話”は非売品攻略でした !?

では、次回は何を話そうかな?

男盛の鉋 男盛の鉋
男盛の鉋

男盛 5寸 押え金付

現在はっきりとわかる者がいないのですが地金は釜地、鋼 は青紙系では?と思います。

状態…一ヵ所だけ刃コボレあり。

台は30年以上前の物で割れています。

男盛の鉋

 

【只今、特別販売中!お見逃しなく (2006/10)】

 

====== 道具の顔 Kくんのコメント ======

第二弾の取材の時に埼玉にあるEさんへ(男盛の購入先) 電話をして確認しました。

『大阪のKです。以前に頂いている男盛の五寸鉋、あれは堤 朋一さんの製作でいいんですか?』
『もちろんそうです。あなた誰ですか?本当にKさんですか?』
『はい、そうです。息子です。』
『それは、失礼しました。聞いた事ないようなお声だったんで』

Kくんによると、
この五寸鉋を販売店さんがお店の看板にするところが多くて、たくさん販売していたとの事です。
驚く事に当時は市弘さんの本突き鑿(八分の鎬と寸六の面取りの2本組セット)も看板にされる販売店さんが多く、こちらもたくさん販売していたとの事です。
う〜ん、販売店さんもエライ馬力があったんですね。